医療事故は問題にならないような小規模な物を含めれば各病院で日常茶飯事のように起こっています。

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小さい医療ミスは日常茶飯事

看護師の仕事は時に人の命に関わる重要な処置や判断を行います。
当然ミスが許されない環境ですが、医者も看護師も人間です。完璧な仕事はできないけど時にミスをしてしまう事もあります。

 

一時期ニュースで某大手病院の医療ミスが大々的に取り上げられた事もありますが、メディアで取り上げられないような小さな医療ミスは頻繁に起こっているのが現状です。

 

 

入職1年未満の看護師・准看護師が起こした医療事故は5年で499件

公益財団法人 医療機能評価機構がまとめた平成22年1月1日から平成26年3月31日に収集された
1年未満の看護師・准看護師が引き起こした医療事故報告件数は全499件です。

 

全国で年間100件程度なので人によっては少ないと感じるかもしれませんが、
これはあくまでも問題になって報告義務が発生した件数です。

 

実際にはベテラン看護師を含めて、多くのちょっとした医療ミスや問題化する前に対処できた、
ヒヤリとするようなミス行為はどこの病院でも頻繁に起きています。

 

 

看護師の医療事故で多い内容は?

注射器

上述で紹介した499件の医療事故の内訳で多いのは
・薬剤の投与ミスが77件
・ドレーン・チューブなどの関連するミスが58件
・最も多いのは療養上の世話で289件
です。

 

輸血ミスなど、人の生死に関わったり訴えられる可能性が大きい輸血のミスは2件になっています。

 

 

医療事故と、処置をする上でやもえないグレーゾーンも多い

医療ミスは重大な過失があるケースだけではなく、線引きが難しい事や言い訳ができる事もあります。

 

一例を紹介すると、高齢者が突然倒れて、心臓が止まってしまった場合、心臓マッサージなどの蘇生術を行います。
心臓マッサージはしっかり力を入れる事が必要ですが、力を入れすぎてしまうと肋骨を骨折させてしまう事もあります。
これは致し方ない事かもしれませんが、当然看護師の技量によって力加減をうまく調整できる人と、そうではない人がいます。
太っていて、がさつな性格のベテラン看護師が行うと、高い確率で何本も看護師の肋骨を骨折させてしまい、当事者は蘇生させた事で満足感に浸っている。
周囲の看護師や医師はそれを見て、またやったと失笑するしかない。

 

こんな事も実際の医療現場ではよくあります。

 

似たように周囲から見たら明らかにミスなのに、本人は自分の落ち度に気付いていなかったり、患者の親族からクレームが来ても、
処置をした結果。などと言い訳をできてしまうケースもたくさんあります。
実際に病院で看護師として勤務すると想像以上にずさんな内情を見て呆気に取られてしまう事もよくあります。

 

このようにベテラン看護師でも使えない人は当たり前のようにミスを繰り返している所を見ていると、
徐々にミスを絶対にしてはいけない。などといった緊張感も薄れていってしまうのも病院の現状です。

 

 

責任感がある人は、ミスが原因で退職する事も

看護師として、仕事をしていると時に医療ミスだと言われてもしょうがないような、ギリギリの処置を求められるケースもありますし、
単純にイージーミスしてしまう事もあります。

 

神経が図太くなったベテラン看護師だと、小さいミスは気にしなかったり、時には自覚すらしていないケースもありますが、
新人や責任感が強い方の場合、ミスをした自分自身の事を責めてしまう事もあります。

 

報告義務や大きな問題になるようなミスではなくても、それが原因で退職してしまうケースも珍しくありません。
厳密に言えば元々悩んでいたり転職願望を抱いている中で、最後は自分がやったミスが決め手で退職希望を出す人も多いです。

 

小さい医療ミスに責任を感じる人よりも、気にしない人の方が看護師を長く続けていけるというのも矛盾した話ですが、
ある程度は神経が図太くミスをした時でも冷静に次何をするのか判断できる力量がないと、
看護師として最前線で働き続ける事は難しいです。